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2014.08.19

飯豊山縦走3日目 2014.8.14

8月14日(入山3日目)
目が覚めると4時。信じられないことに雨が降っている。それも結構強く。
A梅花皮岳より。烏帽子岳の向こうに主役が揃った。

 この雨の中、本山を越えてゆくのか。外を覗くとガスも掛かり、コンディションは最悪だ。嫁を起こして作戦会議。予定通り、御西小屋から本山に登り、切合小屋か三国小屋を目指す。相当長時間降られることを想定したパッキングだが、私がトイレに行ってテントに戻ってくると、なんと雨が霧雨のように弱くなり、空も少しだけ明るくなってきたではないか。ひょっとして朝だけ?しかし、本来今日は曇りなので、下だけでも雨具を着て行こう。

 治二清水をたっぷり汲んで6時15分スタート。ここ、梅花皮小屋から御西小屋まで4時間。連峰縦走の中では最も長い区間である。3日目なのでザックも体も気持ち軽くなり、動きも楽になりそうなものだが、いきなり梅花皮岳の登りで足が重い。梅花皮岳からは烏帽子岳の登り。烏帽子岳は本山~御西~大日岳の大展望台だ。これから辿るトレイルも手に取るようにわかる。烏帽子岳からは激下りだ。登山道両脇にはチングルマの群落が凄い。途中、スキーに適した雪渓もあり、しばし眺める。雨はやみ、ガスも取れつつある中でこの烏帽子から御西間は最高の縦走路である。

B烏帽子岳山頂から御西小屋までの稜線を見る。
ここから本山までは最も楽しい稜線歩きだ。

C東側には幾重にも山が重なっていた。

D最低鞍部より。雪渓あり、お花畑ありとこの辺りは天国的様相。

 縦走中、いろんな事に遭遇した。まず御手洗ノ池付近ではなんとMTBを押している人と遭遇。なんで?どこで?いろんな疑問が出てきたが、今回の山行で最高の話題になったのは言うまでもない。この後、天狗の庭ではショートスキーにテレマークビンディングを付けている兵庫の人と遭遇。この人とは立ち話しをした。御西付近の雪渓を滑ったとか。ブーツも革靴で板は1m以下のショートスキー。いろんな人がいるもんだ。
 この天狗の庭を前後して嫁の登山靴のソールが剥がれるハプニング発生。でもこれは前から兆候があったので想定済み。簡易補修で対処して歩き出す。因みに予備の軽い靴は持参しています。ガスが沸いては切れての繰り返しで御西小屋に着いた。生憎、大日岳はガスの中。ここから見る大日岳を楽しみにしていたのに。小屋で少し休憩した後、天空の縦走路である御西~本山に入る。

E御手洗ノ池付近ですれ違ったMTBの人。弥平四郎から入山した模様。
乗った目撃談がない…本山~御西小屋くらいしか乗れないと思うが。

F天狗の庭です。池塘があり、良いところですよ。

G御西小屋への最後の登り。梅花皮小屋から長かったです。

H御西小屋。大日岳への基地となります。近くに水場もあり。

I御西~本山間は果てしなく続く高山植物の絨毯のよう。

 ここは地図で見ても実際に見てもアップダウンがさほどなく、飯豊の中でも広く開放的な縦走路。道の両側は高山植物の大海原だ。これほどの規模はそうそうお目にかかれない。ここをゆっくりと味わうように歩き本山の登りにかかる。急なガレ場を登って飯豊本山の頂上に立った。時刻は11時40分。頂上はガスの中だが、途中で連峰の最北に朳差岳が鎮座しているのを見た時は言葉が詰まった。あんなに遠くから来たんだ。本山は携帯が通じたので明日の弥平四郎発のデマンドバス11時20分を予約した。定期バスではないので、予約しないとバス自体が弥平四郎の集落に来ないのだ。

J_2飯豊連峰の本山です。どのピークよりも重みが違う。

K本山小屋。ここは神社もあり、凄く賑わっています。

 さて、本山から下ります。非常に濃いガスの中、本山小屋に着くとたくさんの人が休憩をしていた。ここで長い休憩。飯豊神社に手も合わせておく。御西小屋もそうだったが、標高の高い稜線上の小屋なので、水に苦労しているみたいだ。本山からは視界のないまま、急な長い斜面を下ります。某マップで本山小屋→切合小屋間1時間半とありますが、のんびり下っていたら到底無理です。途中、御秘所と呼ばれるハングした岩場の通過もあり、草履塚と呼ばれる山に登るなど、長い距離を歩いてきた人にはそれなりに大変な下りです。

Lガスのなか、切合小屋へ下ります。

M御秘所、草履塚と越えてゆくこの下山路はそこそこ長いです。

 1908mの草履塚を越えて南斜面に抜けると前方に切合小屋が見えてきます。そこへ辿り着くのにお花畑の沢沿いルートを下っていきます。14時40分くらいに切合小屋着。本日の行動時間は8時間20分ほど。良く歩きました。この切合小屋、水は豊富で飯豊連峰中、唯一食事付きで泊まれるそうな。小屋番は気さくでなんでも教えてくれます。テント場の広さも飯豊の中では断トツです。広いテント場なので、この時間であれば場所を選べる。飯豊で過ごす最後の夜。テント場からは晴れていれば大日岳が望めます。この日はガスの中から大日が出たり消えたり。それにしても日当たり良好で実に開放感のあるテント場です。

N草履塚から沢沿いに下りだすと遠くに切合小屋が見えてきた。

O飯豊連峰の中では最も広いと思われるテント場。水も豊富で快適。

 予報によると今日の夕方から雨になり、そのまま数日は雨予報とか。と言うことで、明日は雨の撤収になりそう。下山日とは言え、嫌ですね~。テント場のあちこちで会話が聞こえてくるのが分かり、今日下から登ってきて、明日本山を往復する人が多いみたい。やはり、皆さん、2000mまでテントを上げるなんてことはしないんですね。飯豊に入って毎日ラーメンやうどんなどの麺類、ご飯物と丼ぶりやカレーなどの組み合わせですが、本日もその流れ。楽で良いです。凝ったことは麓でやればいい。

P食事付きも頼める切合小屋。ご主人には下山路で相談に乗って頂きました。

 結局雨が降らないまま、食事を済ませて19時半頃に消灯。暗くなる頃に寝て、明るくなる前に起きる…毎日これの繰り返し。明日は山旅の最終日、下山せずもう少し山にいたいものだが、その反面雨予報であれば早く抜けたいって気持ちがあるのも事実。明日の行程を確認すると、やはり弥平四郎まで長丁場。しかも雨。集落までが下山なので6時間半ほどはかかるみたい。1700mからの下山が6時間半て…。どんなに遅くとも5時スタートなので、やはり4時起きか。
 旅はいよいよ佳境を迎える。3日目の今日はMTBの人、スキーの人、嫁のブーツ破損といろんな事が起こりました。地図を見ると梅花皮小屋~切合小屋は相当な距離。よくぞ移動したって感じです。切合小屋のテント場は暖かで平和な夜でした。

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