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2014.04.24

火打山 濁俣川右俣(右岸ルート) 2014.4.22~23

元ヒュッテスタッフの本宮さんと滑る企画第二弾として濁俣川右俣に行ってきた。
0濁俣ルートは鬼ヶ城を抜けると様相が一変する。

 22日の天候が若干微妙だったが、結果的には登るには良い天気。22日の午前中に車1台を下山地点にデポし、笹ヶ峰へ。妙高高原は深いガスに包まれていたが、笹ヶ峰へ向かう途中でいきなり抜けて視界良好。ツアーは本宮さん、築田さん、N橋さんと私の4人でスタート。黒沢の滝通過は右から登る。通過に問題無かったが、今週末がギリギリくらいか。それ以降、板を外すことになるであろう。

1黒沢の滝。今のところ通過に支障なし。

 ヒュッテまで2時間30分ほど。客は我々だけかと思っていたが、黒姫の方達の他数名の方がいてびっくり。小屋に着いたらやることなし。15時過ぎから宴会です。ま、毎度のことだけど出るわ出るわ。ここは居酒屋かって。私も上げた久保田を頂きました。21時に宴会が終了し、22時には就寝。平日だけあって静かです。

2意外に人が入っていたヒュッテ。他団体さんも含めて賑やか。

3次から次へと出てくる料理と酒。

 23日朝は6時起床。外に出て予報通り、今日の快晴を確信。こんな日に濁俣に行けるとは…良い日になりそうだ。9時のライブカメラで記念撮影を済ませるべく外に出るとなんと、K原さんが急遽参加表明。カンさん交えて兎平へ。心配していた雪も少しづつ緩んできたようだ。

4朝の光景①

5朝の光景②よく眠れました。

69時の記念撮影。ここでK原さん登場。小屋前はピークの賑わい。

7兎平稜線に向けてゾロゾロ…。

8今年もこんな季節がやってきました。

9兎平に向けて滑ります。ギャラリーの視線が・・・。

 稜線よりドロップ。少し固いが、どうにかなる雪。兎平に入るとドームの中にいるようなもの。一切風がなく、ポカポカ陽気でみんな気が緩むが、この後に訪れる鬼ヶ城ゴルジュに向けてモチベーションを上げなければいけない。急斜面をこなして鬼の住処の城の入り口へ。立ちはだかる絶壁のため、暗いことが多いゴルジュだが、これだけ日が差していると明るい雰囲気で気持ちも高まる。土砂はあったものの、デブリも少なく滑るには支障なし。ゴルジュを抜けるとトラバースを含めて快適な滑りで二又まで。ここで長い休憩。

10兎平に入るとポカポカの陽気。力が抜ける。

11しかし、気を引き締めていざ!鬼ヶ城ゴルジュへ。

12まずは上から見下ろす。デブリは少ないようだ。

13急斜面を下りて遠くまで見ると案外綺麗。

14もちろん先頭は私。全く緊張感は無かった。

15下りるほどに視界も広がって安堵感が増す。

16雪が多い年はデブリ祭り、少ない年は土石祭り。今年は土石が多め。

17板が傷つくのを避けたいから白い斜面をトラバース。

18この辺りから綺麗な斜面に。雪はザラメ。板が良く走った。

19築田さんの滑り①

20築田さんの滑り②

21谷が湾曲しだしたら二又は近い。

22左俣崖付近の滝群。二又は展望が良く、休憩適地。

 二又は左俣の滝群も見えて開放的な場所。まさに休憩適地だ。ここから築田さんと話し合いながら右岸に渡ることにする。標高1100mの雪の多い場所なのでスノーブリッジはたくさんあった。あっさり右岸に渡ってからは板を履いたまま登ったり歩いたり、滑ったりでまさにテレマーク万歳の地形。

23スノーブリッジは豊富にあり、あっさり右岸に上陸。

 右岸台地をしばらく辿るとあの巨大なV字状の要塞“南俣”が見えてきた。麓からも良く見えるこの谷をこの距離で見たのは初めて。ちょっと感動で、スラブ群は地滑りっぽい雪崩が起こっていた。この辺りから熊撃ちの鉄砲音が聞こえてきてビビりながら通過。かなり近い距離で撃っているし、すぐそこで実際に追い込みをやっているのが見える。

24観光名所が続々出てきます。まずは南俣。

25右岸台地は晴れていたら最高の場所です。

26南俣はその特異な形状から目が釘づけ。スラブ地帯が凄い。

27振り返るとさっきまでいた鬼ヶ城があんなに遠くに。

28快適なブナの台地をクルージングします。

29次は熊牧場を通過。熊vs熊撃ちはかなり怖かったです。

 右岸台地は半端なく長いです。振り返ると鬼ヶ城から辿ってきたルートが一目瞭然。兎平(静)→鬼ヶ城(動)→右岸台地(静)と局面は変わり、地形も火打山東面から妙高北面へとスライドしていきました。見える山に神奈山の全容が入り、自衛隊基地が近くになったことでそれらを実感。ブナの台地はまだまだ続き、林道合流地点の落としどころを探るようになると、いよいよ地形は複雑になってきます。

30変わった形のブナに集まる。

31鬼ヶ城、黒菱、燕尾根、容ヶ山を展望。燕尾根の直線が見事。

 周囲が見たことのある地形に変わると同時に林道合流。随分と台地を滑って効率的でした。が、滑りだして僅かな距離で除雪終了地点に達してしまい、そこからは板を担いで林道歩き。登り返しや吊り橋通過など、面倒なことが多い火打東面ですが、右岸台地を辿ると板を外さずにこんなに快適なツアーとなることが判明。30分の歩きでデポ車着。13時。地図を見て圧巻!移動距離を考えたら普通に休憩しながら4時間で辿ったツアーとは思えない。

33意外と近かった除雪終了地点。ここから林道を歩きます。

3430分でデポ車着。4時間、長編映画を早送りしたような旅。

35松ヶ峰で満開の桜見物。池の向こうに辿った旅の残像が。

 妙高の先輩達をも驚愕させた今回の濁俣ツアー。静けさと快適さ、そして知られざる発見を見出した秘境の旅として、まさしく知恵を使ったスキーツアーと言えるでしょう。広大な雪原、ゴルジュ、滝、ブナの台地とめまぐるしく変わる局面はとても4時間で通り過ぎた旅とは思えない強烈な印象が心に残りました。今年で4年目となる濁俣ツアーは「妙高・火打にまだこんな所があったのか!」…この一言に尽きると思います。
800GPSログ 幅800

1500GPSログ 幅1500

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