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2013.08.16

夏の東北旅行『湯治』後編 2013

後編です。
今回の旅の概要
8月7日:22時新潟港着、23時30分のフェリーで秋田へ。
8日:定刻より早く5時半に秋田港着。玉川温泉にて湯治→雫石で遅い昼食に盛岡冷麺。網張温泉キャンプ場でテント設営就寝。
9日:1日雨。午前は温泉でダラダラ、午後は滝沢村の産直で買出し。網張温泉キャンプ場泊まり。
10日:朝方から晴れてきたが、烈風。キャンプを撤収して八幡平の産直で買出し。久々の樹海ラインで鹿角側へ降りて玉川温泉泊まり。湯治。
11日:早朝より湯治。列島大移動にて帰宅。
8日までは前編にアップしてあります。

【9日】朝は早く目覚めた。5時半頃からポツリポツリと雨が降り出したが、弱い降り方だったので、気にもしなかったが、そのうち本降りに。シェルをフルクローズにして離れたテントで寝ている嫁を起こす。とりあえずテントをシェルの中に入れて様子を見るが、激しく降る雨にどうすることもできない。
 周囲を見るとこの雨の中、撤収する人もいた。草地なので大量の雨で水没状態。朝食を摂ってから今日の予定を考えるが、この雨がいつまで降るのだろうか。日帰り温泉館が8時からオープンなので、それに合わせて出発。歩いて行ける距離だが、この雨の中だ、車で移動する。全国的に猛暑の中、網張温泉はそこそこ寒いでないか。これだけ温度差がると体調もおかしくなってくる。冷えた体に温泉が心地よい。露天風呂は涼風が吹いて快適だったが、雨は相変わらず強烈だ。大広間で昼寝と洒落込んでみるが、これが結構快適。昼前にもう一回温泉に入ってビジターセンターへ。ここへ来ると岩手山の全てが分かる。
 
 さて、昼だ。昼頃になると時々雨が弱くなる時があるので、その隙にテントに戻って昼食を摂った。この後、食材の買出しに滝沢村へ降りる。降りる途中で車のTVを付けると我々が昨日、今日と行動してきた田沢湖~雫石が災害級の大雨になっているではないか!ニュースでは「経験したことのない大雨」だと。確かにバケツをひっくり返したような大雨が弱まることなく4時間ほど続いたことになる。恐ろしいことだ。予報ではこのまま日曜日まですっきりしない天気だとか…。

 滝沢村~八幡平は産直の宝庫だ。リストを持ってきたが、とりあえず道の駅にしねに行ってみる。ここで枝豆やトマトやその他たくさんの夏野菜を購入。キャンプ場に戻って寛ぐが、時おり強い雨が降っている。果たして明日はどうなるのだろうか。明日、山に登れる可能性などを検討した結果、天候的にも厳しいだろうし、今回の旅行は完全にのんびり湯治と割り切ることにし、ダメもとで玉川に宿泊予約の電話をしてみた。するとお盆だと言うのに部屋が空いていた。その電話でそのまま湯治棟の予約を入れた。山に登れないのは虚しいが、2人とも長旅と雨で疲れきっていたので、明日は日本を代表する名湯で湯治祭りもいいだろう。明日の予定が決まると安心感からか、眠くなってきた。雨に備えてテントはシェルの中に入れて寝た。
G玉川温泉建屋の一部。

H自炊棟の受付。場所は分かりにくい。

【10日】朝まで弱い雨が降っていたが、だんだん止んでガスも切れてきた。なんと8時前には晴れ間も出てきた。悔しいことに岩手山も見えている。岩手山にまだ登っていない嫁は複雑な心境だったことだろう。気温も上がってきて夏らしくなってきた。テントやシェルを乾かしながら撤収。八幡平のマックスバリューと産直で買出しして樹海ラインへ。八幡平山頂、寒い。なんなんだこの差は。秋田側へ降りて玉川へ。泊まりは初めてなのでワクワクする。
Iオンドル小屋周辺遠景。立ち入り禁止区域以外なら何処でもオンドル可。

Jオンドル小屋です。ゴザ一枚では到底無理。バスタオルなどが必要。

K硫化水素出まくりです。中央は嫁。

L大噴。これが玉川の源泉。この前もラジウム豊富で寝転んでいる人が絶えない場所。

M大噴と浴場の間の川。ゲゲゲの鬼太郎の世界です。

 15時チェックインだが湯治棟ということで14時に部屋に入れてくれた。部屋は古き良き日本の四畳半。なんか落ち着く。まずは屋外へ。オンドル発祥の地が玉川なのだ。秋田焼山は生きている。41℃の岩盤が悪い菌を消し去ってくれるらしい。オンドル小屋は熱すぎるので、他の場所で寝転ぶが、日差しが半端なく、傘が役に立った。立ち入り禁止区域があり、硫化水素が吹き出ているので、注意が必要。小一時間で部屋に戻って温泉へ。泊まりなので体に良い物はどんどん取り入れる。飲泉もしたし100%源泉にも入った。部屋に戻って夕食。力が漲ってくる!ここ、自炊室は滅茶苦茶綺麗です。

 夜になり、昨年新築された屋内岩盤浴に行ってみた。ここはかつて大浴場があった場所で、今も真下を源泉が通っているので、ラジウムの出方が屋外オンドルの4倍だとか。加えて天候にも左右されず、安定した温度を保つことから、人気を呼んでいる。日帰り利用でも予約すれば使用できるとのことです。岩盤にゴザを敷いて寝転ぶ。熱い!なんじゃこれは。って後から気づいたのだが、私が寝ていたのは高温のほう。嫁は中温に寝ていたので、快適だったとか。適度なラジウムが体から吸収され、50分寝ていたら心地よい疲れが堪らん。この疲労感は体験してみるべし。汗をかいたので、そのまま温泉へ。今度は弱酸性のみ。それでも充分だ。部屋に戻り、少し寛いだら睡魔が。ここの布団いいっスよ。フカフカの羽毛布団。久々の布団。窓を開けたまま時が止まったかのような静かな夜だった。
N_2四畳半の部屋。落ち着く。

O屋内岩盤浴。放射能は大量に浴びると被爆するのは当然だが、少量であれば逆に体に相当良い。それがここ。

【11日】自炊棟の朝は早い。皆さん、4時頃から温泉へ行くようです。私は6時頃に行きました。部屋に戻って朝食。のんびりしてからまた屋内岩盤浴へ。そして汗をかいたら温泉へ。湯治は3日3巡り=9日が基本だとか。サラリーマンには無理だけど、それでもこの旅行で3日間玉川に入って飲泉し、岩盤浴して…Runaとは確かに体の何かが変わったと話した。玉川を後にし、八幡平産直でちょっとした買い物をしてから高速に乗った。自宅まで650km。お盆だし、混雑覚悟だったが、なんとか明るいうちには帰宅。
P何度もお世話になった八幡平の産直、松っちゃん市場。
産直の中でもかなり安いです。それでいて文句なしに美味しい。トウモロコシが一押し。

 体に良い温泉と言うのは疲れると言うことが分かった。体力の消耗が激しいと言うこと。なお、玉川温泉は旅館部の一部の部屋を除いて殆どの部屋にテレビや冷蔵庫がありません。館内の何処にいても微量のラジウム、酸が立ち込めており、時計やカメラなどの精密機器は金属腐食が起きるためです。ただ、従業員に聞いたところ、大浴場と屋内岩盤浴辺りは源泉がある関係で特に多量だけど、駐車場から自炊棟の部屋辺りはそれほど強いものでもないとか。普通に腕時計をしていても良いそうです。

 今回の旅、急に決まったとはいえ、東北に来て山に登らなかったのは初めて。でも潔く体のメンテナンス、日ごろの仕事のストレス発散と割り切って温泉だけに的を絞れば結構充実した旅になりました。日本人は働きすぎ。そう言われている中、私も毎日急がしく仕事をしています。でも今回のように何もしない、何も決めない旅って言うのが案外難しい。玉川~網張~玉川と今も活動している火山の恩恵である源泉とオンドルを利用して、狂いかけた体中のネジをしっかりと増し締めしてきました。

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