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2011.05.22

2011シーズン総括

先日の乗鞍でいい感じで滑り収めを終えて、無事に今シーズン終了となりました。
Ok大毛無山から見た火打山北東部の峰々。

この冬、雪は1月ドカ雪、2月春のよう、3月また雪と最後の最後まで降って除雪に追われたシーズンだったけど、その替わりに恵まれた残雪で快適なツアーが多かったのも事実。春先まで雪がたくさん降った時ってやっぱり雪崩があちこちで起こります。赤禿山に行った日は明確な弱層があったし、リスクが高く急斜面を避けたこともあった。そして今期は未踏の山にもいろいろチャレンジした。以下は印象に残った山です。

【お薦めNo.1】濁俣川右俣…ネットで調べても滑った記録自体が無いに等しいくらい少ないため、情報収集ができなかった。ここを滑ることを意識してから矢代や中郷辺りから何度も眺めましたが、見えるのはゴルジュ上の急斜面だけなので、不安は募るばかり。
しかし、実際に行ってみるとその鬼ヶ城のスケールの大きさに圧倒された。兎平上部でシールを剥がせば後は殆ど下るのみ。局面は静(兎平)→動(鬼ヶ城)→静(二又から先)へと変わる変化も楽しい。その延々続くような長さと快適さと言ったら…しかも途中で鬼ヶ城、左俣と言った観光名所的見所満載。澄川のように雪割れや渡渉の心配をしなくていいので発電所に下るルートとしては欠点が見当たらないルートです。海谷の一の倉川しかり、ここも一気にメジャーになるのか…。
Ng1ゴルジュ帯は上から何か落ちてきた場合、逃げ場がない。迅速な行動が求められる。
Ng2_3このドキドキ感は並みのルートでは味わえない。ゴルジュ帯を抜けた後のギャップが凄い。

【お薦めNo.2】昼闇肩と鉢山間の大きな斜面…吉尾平と昼闇山肩を繋げたことのある人なら間違いなくこの斜面は見ているはず。とてつもない大きく綺麗な斜面がずーっと続きます。中間部まで降りるとブナの疎林帯になり、快適なツリーランに。吉尾平の鉢山や阿弥陀と言った奇峰を展望しながらのロケーション重視のツアーに対し、こちらは純粋に滑って楽しいツアー。下部で鉢沢に出るか昼闇谷に出るかはその時の雪の多さで判断すればいいと思う。我々が訪れたときは雪が多く、鉢沢に出てから西尾野川の右岸まで問題なく滑り、アケビ平にそのまま戻ることが出来た。まさにテレマークのためにあるような斜面である。自然の美しさ、海谷の静けさを堪能できるお薦めルート。
Yd_2旅系ツアーの条件はまず誰もいないこと。まさにテレマークの為にあるような斜面が続く。

重倉山…地元の人以外知らないと思う。地元の人でも山に詳しい人しか知らないかな。お隣に有名な南葉山があるので余計に目立たないし、里からは一部の角度からしか見えにくい山。しかし、上部から台地までの大きな斜面は天国的様相。重倉谷から台地に上がるアクセスも地図を見ていると難儀しそうだが、積雪量がたっぷりとあったことから実際はそれほど苦労はしなかった。手軽なワンデーツアーとして矢代山地のなかでもお勧めできる山。
Sg低山だけどガッツリ滑れます。台地のロケーションが良かった。

白鳥山…北ア北部の縦走と山スキーの対象として余りにも有名な山。羽根を広げたように大きな幅を持つ山で地形的にどこを下っても上路集落に辿り着ける安心感があるからか実に人気がある。しかし、横に広すぎる地形と地図に載っていない微妙な沢が入り組んでいるのでいい斜面を繋げて下山するには何度も通う必要あり?この山が本来持っている標高以上の積雪量とまるで2500mクラスのような雰囲気は必見。山頂からの展望も素晴らしく、リピーター率の高さも頷ける。
St何度も通わないとより良い下山ルートが分からないと思う。山のポテンシャルは高い。

赤禿山…アクセスと登りやすい地形、綺麗なブナと楽しい斜面がある山として人気の山。我々が訪れた日は生憎ガスの中での滑降だったけど、それでも滑っていて楽しかった。お手軽なツアーなので初心者にも人気がある。しかし、誰がこんな山を見つけるのだろうか。地形図だけでは判断できないいい感じの斜面が一杯あります。
Ahまったりとワンデーツアーするには最高の地形である。人気のある山です。

仕事の都合もあり、今期は滑走日数が極端に少なかったけど、内容がギュっと詰まった濃いツアーが多かった。なにより年明けから始まったとめどなく降り続いた雪と3月の雪が春のツアーを快適にしてくれた。
その一方で悲しい事故もあった。自分自身が当事者だったら現場で何ができただろうか、今の装備でいろんなトラブルに対応できるのか…など夫婦で真剣に考えさせられた。多くが夫婦でツアーを行う私達には盲点がそれなりにあることが発覚。安全面を100%にすることは無理でもリスクをできる限り低くする努力はするべきだと思いました。それも含めて来期はいろんな事を少し変えようかと思っています。

先日滑った乗鞍がかなり良かったのでそのイメージのまま今期は幕を下ろします。ということで我が家はグリーンシーズンに突入。12月~5月、雪山にてご一緒して頂いた皆様、有難うございました。

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