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2006.07.14

ARAI MOUNTAIN&SPA経営破綻について

新潟県にあるアライマウンテン&スパが経営破綻した。
私はこのゲレンデ独自のアバランチコントロールなど斬新な発想と大毛無山がもたらす異常なまでの積雪量に感動し、2006シーズンなどはついにシーズンパスポートまで購入したほどの熱烈なアライファンだったのだ。
Arai714
見慣れた写真だけどこんな光景他のゲレンデでは絶対に見れないだろう。
もう一度滑りたい…大毛無のトップから日本海に向って。

このblogでもアライで滑ったパウダーシーンを詳しくアップして「本当にあれほど雪が深いのですか?」なんてメールを結構頂いたものだ。大量の雪が降る山は数あれど厳冬期に真っ白になり6mオーバーの木々をすっぽりと隠してしまう山は私の知る限り火打山と大毛無山だけである。
それは北信の鍋倉山に登って頸城の山々を展望すれば一目瞭然。風の当たり方や日本海からの雪の吹き付ける向きによるものだろうが、初めてアライを滑った人はその雪の深さや気象条件付きゾーンのあり方に暫し言葉を失う。
私はアライで滑った感想を極力ありのまま綴ってきたが、所詮ネットでの写真なんかでは全てを伝え切れなかったと思っている。

さて、今回アライマウンテン破綻のニュースが飛びこんでからも多くの人からメールを頂いた。その殆どは「アライが無くなった。来シーズンはどうなるの?」と言うものだった。
しかし無くなったのは山ではなく、アライマウンテンを経営していた会社なのだ。
もちろん残されたリフトやゲレンデ施設、果ては例のホテル郡など全施設を立ち上げるには問題が山積みだろうが、近い将来きっと何処かの会社があの山を滑れるように経営してくれる事を願っているのは私だけではないハズ。

私は仕事の都合で平日にゲレンデに行く事も度々あるのだが、平日のアライはまさにプライベートゲレンデそのもの。
吹雪いた日の膳棚ではリフト1本誰も会わないことも珍しくなかった。当然滑っている人は貸切のパウダースキーが楽しめてこれ以上ない幸せだろうが、ゲレンデ側としては非常に複雑ではなかろうか。
そんな平日、ゲレンデに人がいないとなればホテルに泊まっている人なんて殆どいないだろう。
アライの発表では”今期の豪雪で客足が遠のいた”のが資金繰りの悪化に繋がったとあるが、それはそれで皮肉な結果だろう。

確かにシャルマンにしろアライにしろ雪が降り過ぎて全休にした日もあったのは事実。妙高を車で走っていても歩行者用の信号機は積もった雪で見えなくなっていたし…。
そもそも雪崩の巣である大毛無でパウダーを滑ろうって言うのだから滑る側もゲレンデ側もリスクがある。ドカっと降った翌日の晴れた日は船石沢や小毛無のガゼットが雪を落していたのを何度も目撃している。

とにかくアライファンの私としてはなんとしてでも立ち直ってほしいものだ。あの山を安全に管理し、ゲレンデとして初心者でも山頂から降りてこられるように厳密に整備したパトロールの人達には脱帽したものだが、将来経営を再会したとしてもそれほどの人材が集まるとは到底思えない。
気象条件付きゾーンのないアライなんてつまらないし、かと言ってロープで規制してもコース外滑走をする輩が続出する…果ては雪崩で死人が出ると結果は見えている。
やはりあれほどの雪の中で安全に営業をすると言うのは我々が考えている想像を遥かに超える苦労があるのだろう。
Arai714b
標高が低い割にいつも楽しませてくれたディスカバリー。
振り返ってみると今シーズンはアライで25日も滑ったことになる。私は整地を滑りたいわけではなく、山を滑れるテレマーカーになりたくて遠いアライと言うゲレンデに通ったのだ。
上手く説明できないので詳細は省くが人には伝えきれない悪い雪の日もあった。風雪を寄せ付ける山だけにホワイトアウトは有名でリフトに乗っていてもすぐ前の搬器が見えないなんて当たり前だった。
それでも上手くなりたくて悪い雪でもそれなりに転びながら滑っていたのだ。パウダーは想像を絶する深さでセンター90mmのファットスキーが突き刺さり前に進まない日もあった。
そう…私の今のテレマークはアライと言う山に叩かれ、雪に埋もれて揉みくちゃにされて出来上がったものなのだ。

そんな大好きなアライマウンテンを07シーズンは滑れない可能性がある。
我々1スキーヤーとしては今後の動向を見守るしかないのだろうか…。
年末になればまた沢山の雪が降るのだろう…そしてあの大毛無にも大量の雪が降り積もるのだ。

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