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2005.10.16

RID・岩谷オフトレセミナー

板のチューンナップをRIDに出している関係でよくサイトをチェックしているのだが、オフトレセミナーと言う面白い企画を発見。聞けば毎年やっているそうでタイムスケジュールを見ると是非とも参加してみたくなる濃い内容だったのだ。
RIDにメールしてオフトレセミナーに参加する旨を伝えたのだが、チャオの岩谷校長が参加することもあり、レースのコンディショニング対策が多いとの事。「基礎やテレマークをやってますが大丈夫ですよね」と問いただすとRIDの阿部さんも「是非是非…全てに共通している内容も沢山あるので安心してお越し下さい」との暖かい返事を頂いた。ならば行くしかない!
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ワールドカップのビデオを解説する岩谷校長。


場所は名古屋市南区のトーエネック教育センターだ。9時に受付を済ませて4階に上がるといきなり校長の岩谷さんが…。チャオで何度か見かけた事はあるが、普段着だからか異様に髭が目立つ(笑)。
9時半になりRIDの阿部さんからこのセミナーのスタッフ紹介と詳しいタイムスケジュールの発表があった。チャオがJRの経営の関係でJR東海の社員も2名参加。北志賀よませの海和スキースクールの主任までもが…。

まずはガリウムの金谷さんによるワックス講座。ワックスに関するこだわりは人それぞれ。自己流でやって満足している人から徹底的にマニアックになる人まで様々だが、ガリウムのレーシングサービスマンと言えばまさに第一人者である。その金谷さんのベースエッジとサイトエッジの研ぎ方やフッ素がどう雪に影響するか…なぜ厳冬期の北海道ではパラフィンだけで良いのかを事細かくレクチャーを受ける。ビベルは元に戻らないからなるべく落とさない方法で処理をするのだとか。
ことワックスに関してはレーシングと言う観念から1/100秒でも早くなるように最善を尽くしているのだそう。

★習った事は主に以下の通りである★

1.ベースエッジとサイドエッジの処理の仕方と特性。
2.ケバ取りとボーダーの落とし方と注意点。
3.ストラクチャーの重要性とパターン。
4.パラフィン(ベース)とトップワックスの効果的な浸透のさせ方。
5.ワックスの色による温度帯の違いからくる粒子の大きさの違いと役割。
6.社名にもなったガリウムと言う物質とは?…(撥水性が良く静電気が起きないのでゴミを拾わない。付着力が強くて低温時にも雪の結晶が滑走面に刺さらない…等)
と言う具合で1時間びっしりと内容の濃過ぎるワキシングセミナーだった(もっと聞きたかったな)。

次はチャオ御岳スノーリゾートでスキースクールの校長である岩谷さんのレースに関するテクニカル講習。
サラエボオリンピックに出場してNHKの解説者にもなっている岩谷さんは配布された資料などをもとに上体の傾きや落とし方のコツなどを解説してくれた。
なぜテールだけズレるのか…板全体を効果的に撓ませる方法を実際の板とブーツを用いて解説。
非常に詳しく分り易い講習が続く。

11時45分になってここで昼食である。参加者約30人が食堂に移動して昼食を摂る。

午後は12時50分から岩谷さんによるビデオレッスン。ワールドカップのビデオを見ながら時々コマ送りにしたり止めたりしながらライン取りやクロスオーバーなどのコツを説明してくれた。
基礎にも役立つレクチャーで緩斜面でもできるトレーニング方法などを教えてもらう。
5分の休憩を挟んで最後にコンディショニング講師の飯島さんによるこの時期にできる体作りや秋季トレーニングのバリエーションの講習を受ける。
はじめは難しそうな講習なのかなぁって思って聞いていたら…いえいえスクワットのやり方を間違えると後傾になるだとか常に良い位置に乗り続けられる体作り(持久力)などの話しになり俄然聞く耳を持った(笑)。
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実践で使えるトレーニングを解説する飯島さん。


★主な内容は以下の通り★

1.怪我をしない体作り(これが最優先される)。
2. 怪我の予防。
3.体の柔軟性(フレキシビリティ)…柔軟性と筋力のバランスや筋トレの可動域を増やす。
4.安静時の脈拍を下げる(エアロビックパワーの増強)。
5.疲れにくい体作り。
6.乳酸を分解する基礎代謝。
7.スクワットのバリエーションと効果的なフォーム。
8.VO2MAXの増強
 ・酸素の大量摂取(安静時の脈拍を下げる)
 ・筋肉を柔らかくする
 ・ゆっくりとした運動を長く続ける(脈泊=220-年齢の50%〜60%)
9.プログラムの作成
 ・文章にする
 ・文章を具体化する
 ・優先順位を決める
10.斜面を意識したスキーで使えるトレーニング。
11.左右均等に使える筋肉(前後差の防止)。
とこれも濃い講習で今の時期はもうブーツに足を通したことを前提にトレーニングをするのだとか。
5分の休憩後に1階の体育館に降りて今度は実践トレーニング。
シーズン前だからこそできる室内トレーニングを数種類やったが、この日の名古屋は暑かった事もあり、みんな汗タラタラだ。
と言うか斜面を意識したダッシュや階段を利用した”真上から踏むトレーニング”などなど結構キツイ運動である。
そして16時過ぎに集合写真を撮ってセミナーが終了した。
料金は3,500円…内容を考えると安いと言わざるを得ないだろう。

1日を通して参加した感想はやはり”濃い内容”だった。
そして第一線で活躍する専属スタッフは素晴らしかった。
正直、最近は他の事でも忙しく、”その気”になっていないままの参加だっただけになんか「そろそろ動けよ!」と背中を押された気分です(笑)。
今日セミナーで習ったことを100%行動に移すのは難しいかもしれない…でもこの時期にまずは何をすべきか…雪が無くてもできるコンディション作りや考え方の方向転換と言う意味で非常に得るものが多かった1日だった。

…もうあと1ヶ月もすれば標高の高いゲレンデから雪の便りが届くだろう…
…冬はもうそこまで来ているのかもしれない…

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